子供がアスペルガー症候群と診断されました
そうなんですねでも心配はいらないですよ
どうすればいいのかわかりません
今からどのようにすればいいのか説明していきますね
よろしくお願いします
アスペルガー症候群「高機能自閉症」
アスペルガーとは
まず初めにアスペルガーの特性の説明をしますね
アスペルガー症候群の特性は、それ自体がトラブルを起こすのではなくトラブルになるのは特性を理解していない人が彼らに無理を強要するからです。
子供が同じことを繰り返すのは、そうすることで安心できるから・・・急に別のことをさせるとトラブルになるのも特性の一つです。
次はアスペルガーの特徴を説明します
アスペルガーの特徴
アスペルガー症候群の特徴は、一部の記憶力が優れている。
その一方で手先が不器用で会話がかみ合わなく応用力に乏しい。
様々な面で得意不得意の差が激しいその両方がアスペルガー症候群です。
子供のうちは会話も生活も問題なくできるように見えるので周囲は障害になかなか気が付きません。
ですから子供の特性を正しく理解することが大切になります。
「子供の特性を正しく理解する」この特性が理解できてくると、どのようにしつけをすればいいのかわかってきます。
アスペルガーの子供の家庭生活どうすればいいの?
家庭ではどのようにすればいいの?
そうですね続きを読んでください
穏やかで安心感のある家庭で子供に寄り添った目で見て具体的に学べる環境を作ることです。
「少しぐらい失敗しても怒らない怒らない」こういう家庭で育っていると子供の気持ちも安定します。
自分の気持ちを人に伝えるのにさまざまな「コミュニケーション」を使いますがアスペルガーの子供は、このスキルが少なく偏りがあるので人との関わりあえず苦しむことがあります。
アスペルガーの子供は自分でトラブルを起こすのではありません。
問題が起きたら子供の言うことをよく聞いて本人の気持を理解してあげましょう。
子供の言動を尊重すれば問題は減っていきます。
アスペルガーの子供は興味が偏りやすい
好きなことにはとことんのめり込むのですが、しかし不確実なこと学校で言うなら例えば、算数、国語などは興味がなく歴史、生物、地理などは興味があるので、科目によって勉強に大きな差が出てしまいます。
それと得意な事は(一部の知識)大人顔負けになる。
興味が偏り百科事典やカタログなどを1日中見ていたり、得意と不得意の差が広がって勉強にも影響してしまいますので「一つの知識だけでは生きていけない」と言って興味を否定しないで、興味を持った知識を活かせるように家族で相談してフォローしていきましょう。
そして興味を持っていることには仕事や勉強に活かしていけるようにサポートしてあげてね。
アスペルガーの子供の対応
大人が子供の世界に入っていき子供の特性を抱えたまま周囲に合わせるのは困難なので大人が子供の世界に入り文化を理解する。
① 子供に大人が合わせてあげる。海外の人をホームステイする時と似ています。理解しやすい言い方暮らしやすい環境を準備するのです。
② 具体的に簡潔に失敗しないように例えば、回数や大きさ言葉使いなどを迷う余地がない言い方必要なことだけ話す。その時は「きれいに」「なるべく」は付けない。
③ 失敗しないように 極端に難しいとき頼まない、苦手なことに取り組みさせるときは失敗しないようにサポートする。
アスペルガーの子供のパニックを防ぐには
アスペルガーの子供には独特の行動が見られます
どんなことですか?
アスペルガーの子供には独特の行動が見られ周囲の目には「こだわり」とうつります。
例えば 椅子に座ってグルグルずっと回り続けるなど同じ動きを繰り返す。
好きな遊びに固執したり、ミニカー並べや水面を疑視など。
それと子供は不安を感じると自分の好きな独特の行動を取って心を落ち着かせようとします。
この不安の原因を理解し解決しないと行動は止まりませんし頭ごなしに否定せず本人に聞いてあげましょう。
目立つのはよくないから「やめなさい」とやめさせる。
「普通にしなさい」「ちゃんとして」と普通にふるまうように注意されると子供は追い詰められパニックをおこしてしまいます。
自分で自分の頭を叩くにはがまんのげんかいが来た時
アスペルガーの子供に言ってはダメな言葉
言葉には気を付けてあげてね
はい
※ わからないのは特性があるから
※ 想像することや応用することは苦手
例えば、「どうしてわからないの」「何度言えばわかるの」「相手に気持ちも考えなさい」「ふざけないの」「もっとよく考えなさい」ついつい大人は言ってしまいますね!まずは周囲の人が子供たちをわかってあげましょう。
1日の中で苦手な自由時間
一定の生活、習慣や家事の手伝いはきちんと教えることで覚えていきます。
決まりを守る几帳面さがあり一度覚えた習慣は注意をしなくても規則正しく行えますが規則も規制もない自由時間はとても不安定になるので周囲からの支えが必要です。
何故なら気持ちの切り替えがうまくできないから、いつもと違う場所では混乱して不安定な気持ちになり次へ活動を移るときの切り替えができないのです。
子供部屋での過ごし方
子供は部屋での過ごし方も大切なんです
部屋にホワイトボードをつけて時間割を作ってあげるとスムーズに行動しやすくなるし戸惑うこともが少なくなるよ!
部屋の中では、机とベッドの間に仕切り版で区切りスペースを分けたり机の上は集中しやすいようにして遊び道具は置かない。机の正面や左右に仕切り版をつけ勉強に集中できるようにする。
体を動かしてストレス発散
運動も大切です
時間のある時は体を動かして遊ぶのがおすすめですよ。
アスペルガーの子供は不器用で運動嫌いだと思われます。それは間違いで、複雑な動きが苦手ですが体を動かすのは好きです。
体を動かすこと人と触れ合うことからスタートして動きを徐々に大きくしていく運動に慣らしていきましょう!運動する日や時間を決めて習慣ずけて行きましょう。
小さいうちは抱き上げゆらゆらと揺らすだけでも良い運動になりますよ。
道具を使う運動にもチャレンジ!体を動かす体に触れられることに慣れてきたら身近な遊具でバランス感覚や方向感覚を鍛えてあげましょう。
公園でブランコや木馬やシーソーで遊ぶといいですね!家庭では運動できるスペースが欲しいですね。バランスボールもオススメですよ。
身だしなみ教えてあげて
ボタンのはずれは気にしない。
服が泥で汚れていも部屋で座っている。
寝ぐせはそのまま。
食べもので服が汚れていても人前で裸になっても気にならない等々
体は清潔にしましょう!身だしなみも大切です
解決方法
着替えや髪の毛のセットは決まった場所にスペースを作りその場所で行う。
着替え方を教える時はイラストや実物で着こなしの確認の仕方も教える。
どのような服装が恥ずかしいか説明して覚えさせる。
すぐには無理なので最初は周りから声を掛けてあげましょう。
洗顔や入浴を嫌がる
洗顔や歯磨き入浴には主に知覚や認知の問題がかわってくるのです。
皮膚が過敏で体を上手に洗う方法がわからないにのかも知れませんね。
他にも肌に触られる、シャワーの音が苦手、シャンプーのにおいが嫌いだし、入浴する必要性がわからないし、体のどこを洗えばいいのかわからないかも・・・だから洗顔やお風呂を嫌がるのですね。
キチンと支援を受けて身につけたことが外出先で出来ない
アスペルガーの子供にとって家庭は安心できる場所で外出先は不安になる場所なんです。
例えば友達の家に遊びに行く場合、大多数の人は机やいすやトイレを自宅でも外出先でも同じように使いますし、色や形が異なっても気にしません。
アスペルガーの子供はそれが理解できず家庭で覚えたこともできなくなります。
アスペルガーの子供にとって家庭と外出先はまったく異なる場所になるので支援が必要になります。
食事のマナーを身につけよう
たまには家族で外食したいですよね
そうなんですよね。
大多数の子供は大人やほかの子の様子を見ているうちにマナーを身につけます。
アスペルガーの子供は他者のマネや協調が苦手なためマナーの理解が困難です。
例えば、食事中にテレビの音に反応して立ち上がり歌いだしてしまい迷惑になるのがわからないのでまずは食べる楽しさを教える。
椅子に10秒座っていられたらほめてあげましょう。
最初はマナーが悪くてもかまわないので食事は楽しいものと感じさせることが先決です。
楽しく食べる→マナーを教える→出来たらほめる
家事のお手伝いも出来ますよ
大きくなって家の手伝いはできるのですか?
出来ますよ!お手伝いをさせることも大切です
何か気にかけた方がいいことってありますか?
いくつか子供に対して言い方に気を付けてほしいことがあります
例えば「だいたい」「ほどほど」の程度がわからない。
「駄目」「ちゃんとして」何がダメなのか気づかない。
「きれいに」「ていねいに」意味がつかめない。
「上の方」「長めに」特定できない等々
アスペルガーの子供は規則的で習慣的な作業を身につけることが得意なんです。
ですから掃除、食器洗い、調理など子供がやりたい規則正しい仕事担当させてやらしてあげてください。
子供は一生懸命取り組みますし自分の役割を守ることや予定通りに働くことが好きだからその繰り返しで将来の生活の安定に繋がっていきますよ!
まとめ
まとめを忘れないでね
子供の性格や気持を正しく理解して対応していくことや、絵やメモによる支援を続けていけば子供は成長し、やがて家事を分担したり一人でこなせるようになりますよ。
理解者がいれば、子供は成長できその成功体験を重ねることで自信がつき新しいことにチャレンジする勇気が出てきます。
子供が何かに興味を持ち挑戦し始めたら応援してあげる。
家庭の中で役割分担することで自尊心が育っていき家族のサポートを得て自信や安心感を抱けるようになると子供は家庭外のことも興味を持つようになります。
興味の広がりをしっかり活動に結び付けましょう。そして子供の希望を聞きながら自立への道を歩んでいきましょうね。
もっと詳しく知りたい方へ書籍を紹介します。
引用:写真AC
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