中学受験を考えている小学5年生と小学6年生の保護者のサポートと子供がやってほしいことや塾との付き合い方など本格的な受験の説明していきます。この記事を最後まで読んでいただくと中学受験のことがよくわかりますよ!それでは始めていきましょう。
娘が小学5年生になりましたのでそろそろ中学受験を考えています
中学受験の説明をしますね
小5の保護者のサポートと子供がやってほしいこと
小5になると中学受験準備がいよいよ本格化します。
小3~小4の学習内容のギャップよりも小4~小5の学習内容のギャップの方が大きいです。
小5の保護者のサポートと子供がやってほしいこと
保護者は志望校選びと受験する学校の説明会やイベントの参加と必要なら家庭教師選び
子供がやっておきたいこと
① 各科目、各単位の基礎理解
② 学校の宿題や復習の取捨選択
小5の授業内容は小4とのギャップが最も大きい
小5の授業は最も中学受験の入試に出題される内容になってくる。
もし小5の学習内容を完全にマスターすれば後は入試問題を解く要領を身につけるためのトレーニングをつめば難関校でも合格できるといっても過言ではありません。
そのくらい小5の勉強内容は高度で広範囲におよびます。
ですから中学受験から撤退する家庭が増えるのが小学5年生なんです。
多くの保護者は子供の勉強する時間を増やすことで宿題や復習に取りくませようと考えますが、それでも小5の勉強は膨大なのでやりきることが出来ません。
そうなると塾以外の習い事を辞めさせ、さらに睡眠時間を減らしてでも塾の勉強に取り組みさせようと必死になります。
こうなってしまうと子供のメンタルや体力が消耗して勉強に取り組む集中力が落ちてしまい勉強の時間を増やしているのに成績が下がるということになってしまいますよ。
身体的な症状が現れて保護者は初めて「この子に受験は無理なんだ」と我に返り中学受験を諦めるケースがあります。
学校と塾すべてやりきるのは無理
宿題や復習をすべてやりきるのは、もともと無理な話し取捨選択して取り組むことです。
取捨選択
※ 各科目、各単元の基礎を理解する
※ 基礎を理解したら例題をとけるようにする
この2つです。
基礎を理解して例題を解けるようになればその先の基本問題、応用問題、発展問題は、今すぐ手に付けられなくても小6になってからまた学習することになるからその時に、小5の基礎を理解していれば小6になってからでも巻き返すことが可能になるのです。
小5になってからの志望校は、第一志望、第二志望、第三志望と順位付けする必要はないけれど「ぜひ行かせたい学校」と「気になる」「よさそうだな」の2つのグループに分けて志望校選びをしておくといいですよ。
学校説明会も引き続きチェックを忘れずにね。
いよいよ小6今までの集大成
6年生になりましたこれからが大変ですよね?
いよいよ本格化します
大手進学塾の小6のカリキュラムの前半は、小5までで習っていない単元の学習や復習、夏期講習ではこれまでの総復習で、9月からは入試問題演習となり小4~小5に進級した時のような一気に勉強内容が高度になり量も増えることもなく夏までは、小5までの授業の延長線で後半からは「教わる」から「解く」の方が多くなります。
小6の保護者と子供がやっておきたいこと
保護者は10月、11月には現実的な受験プランを組む
① 入試日 ② 合格発表日 ③ 入学金納入締切日 を一覧化する
志望校の入試問題研究
子供がやっておきたいこと
弱点科目、単元の復習
10月、11月からの過去問題演習
実力に応じて模試を受ける
特定校対策講座受講「但し通常の授業の復習が出来ていることが前提」
入試過去問いつから取り組む?どれだけ取り組む?
入試の過去の問題はいつからどのくらい取り組めばいいの?
塾や先生、科目によって「取り組むのは早ければ早いほうがいい」「11月からでも十分間に合う」と多分意見が分かれてしまいお母さんは迷ってしまいます。
「過去問題に取り組むのは10月、11月からでも遅くない」と言われていますが、入試問題にどのような形で問われているのか知っていても今後、効率よく学習を進めるのに役に立ちますよ。
過去問題を解く回数の目安
第一志望校 5年以内の問題を 10回
第二志望校 5年以内の問題を 5回
第三志望校 5年以内の問題を 3回
6年以上前からの問題だと出題傾向が変わっている可能性が高いので「5年以内が目安」ですね。
気になる模試の点数
受けた模試で3割未満しか点数が取れないのであればその模試の問題レベルは現時点では高すぎです。
5割以上とれるのであれば模試を受けることで、弱点単元を浮き彫りにすることが出来るので受ける価値があります。受けた後に弱点単元の復習をしましょう。
親だけが一生懸命
入塾し勉強しているのに「全然成績が上がらない」と嘆くお母さんを見かけます。ご主人に「行かせている塾が悪いのでは?」と責められると悲しくなりますよね。
勉強するのは子供なので最初からうまくいけば誰も苦労はしません。
私が言いたいのは、保護者の方に「心の余裕を持ってほしい」何故なら子供は敏感で大人の余裕なさは全部伝わるといっても過言ではないのです。
保護者が完璧にサポートするのは無理がある
保護者がサポートしたい気持ちは痛いほどわかります
保護者がすべてを完璧にサポートするのは無理と割り切って子供に接してほしいのです。
完璧にサポートできる親はいない、何故なら親も人間です自分のサポートの至らなさに悩むお母さんはたくさんいるんですよね。
中学受験はどこの学校に合格して、入学するというより勉強を通して子供が成長するほうが大切だと私は思います。
高い偏差値の学校に受かることがゴールならその後の学校生活は、親子ともに精神的、体力的にも辛くなりませんか?
成績なんてそう簡単には上がらないものですよ。ですから我が子に合った学校の方がその子にとって価値があるのかなあと思うのですが・・・
力を入れすぎてる?と感じたら深呼吸して肩の力を抜くことを忘れないでいてほしいです。
まとめ
中学受験は子どもの未来の選択
「どうしても難関校に行かなければ」「誰かの上をいかなければ」12才の子供にとって、何が大切なのか考えて「子供が幸せになる」ための選択も中学受験では大切だということは考えてほしいです。
子供に知ってほしいこと
お父さん、お母さんのために受験するのではなく自分が行く学校を選びそこに入る努力をするのも、試験を受けるのも、結果を受け止めるのも子ども自身です。子供が「自分の受験」と認識することで、受験の大事な土台が出来てくると思います。
引用:写真AC
参考文献 中学受験の始め方 著者 西村創
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