絵本の読み聞かせは、子供の肯定感を育み親子関係や交流関係も良くなると言われています。
「自己肯定感」とは、自分のことが大切だと自分で認めることができることを言います。
その肯定感を絵本の読み聞かせで育てることが出来るのです。
この記事では絵本の読み聞かせの「身近な疑問」と「実践的な読み聞かせ」を紹介します。
最後まで読んでいただくことで、「子供と良好な関係を築く」ことができるようになります。
絵本の読み聞かせで子供の自己肯定感を育む具体的な方法
肯定感の素晴らしいところは、自分が大切だと思える気持ちを育てることです。
① 将来を信じて勉強できる
② 失敗を恐れずチャレンジでき困難から立ち直ることができる。
③ 周囲の人々と円滑な人間関係を保つことができる。
①~③は、どれも生きていくうえで大切なことなのです。
何故絵本の読み聞かせがいいのですか?
① 絵本の読み聞かせという行為を通じてパパやママが「自分のことを受け入れてくれているんだ」と感じることができるからです。
② 「この本を読んで」とパパやママに言うと「いいよ」と答えてくれる。それは自分の要求をパパやママが受け入れてくれることなのです。
③ 「いいよ!読んであげる」と言うパパやママの答えを聞いて「自分は愛されている」と感じることができるのです。
その繰り返しが「自己肯定感」を育んでいきます。
④ 絵本を読むという小さな好意でもお願いしたら読でくれることが、子供の肯定感を育む上で重要なのです。
相手にしてあげない場合はどうなるの?
パパやママがまったく相手にしてくれなかったら「パパやママは私のことが嫌いなんだ」「僕のこと好きじゃないんだね」と子供はすねてしまいます。
相手にされないとどんな気分になりますか?大人も同じですよね。
絵本の読み聞かせはパパと子供との話題作りに最適です。
久しぶりに子供と2人きりになった時子供に何を話したらいいのか戸惑ってしまうことがありますよね。
そういう時は学校や幼稚園での出来事を聞いてあげてください。
普段から絵本の読み聞かせをしているとそれをきっかけに話をすることができます。
例えば「このシリーズ好きだよね」「絵本を見に図書館に行こうか」と子供を誘ってもいいですね。
そうして触れ合っていくとパパとの関係もよくなりパパ大好きっ子になりますよ。
同じ絵本を読んで親も子供も一緒に楽しむことが大切なのです。
子供の読み聞かせには絵本ナビを検索してみて下さい。子供にあった絵本がたくさんありますよ。
子供同士のコミュニケーションは絵本の読み聞かせで補える
① 仲直りがテーマの絵本であれば自分が誰かとけんかする前に(自分のほうから)謝ることが知恵として身につきます。
② 兄弟が多い家族は、年齢も近いので自分以外の兄弟の様子を見てコミュニケーションを学習していくのですが、一人っ子の家庭ではなかなか難しいです。
一人っ子の場合
絵本の中には色々な登場人物が出てきますよね。
いいことをする人や悪いことをする人、ほめられる人やひとに意地悪をする人などの人物を見て、どうすることが良いことなのか、悪いことなのかどんなことをすれば怒られるのかなどを絵本から学ぶことができるのです。
ですから一人っ子でも心配しなくても大丈夫ですよ!絵本の効果ってすごいですよね。
読解力とは?
「読解力」とは、読む力と理解する力を2つ合わせた力のことです。
小学生にとって自分で読みながら理解することはなかなか難しいのです。
本物の「読解力」は、学校の授業でとても役に立ちます。何故なら幼いころからパパやママが読み聞かせをしてあげると子供は、自分で文字を読まなくてもいいので絵本の内容に集中できます。
読むことに集中してしまうと理解が追い付かなくなります。
小さい頃からの読み聞かせでその2つが合わさるので「読解力」が身につくのです。
そうすると教科書を読むことも出来て内容の理解も出来るので、国語が好きになります。
絵本の読み聞かせで子供の集中力をつける方法
絵本の読み聞かせで子供の集中力をつけましょう。
※ 子供の集中力は子供の年齢に+1分と言われています。
3才の子供で4分、10才の子供でも11分くらいしか集中力が続かないので、学校の宿題を11分後にはダラダラと勉強してしまうのは仕方がないことです。
※ 先ずはルールを①~③を決めます。
① 「パパやママが絵本を読んでいる間は質問をしないこと」ルールを決めるのです。
② 「わからないことがあれば後で聞くから」と読み始める前に約束しておきましょう。
③ 1冊3分なら3分、5分なら5分毎日このルールを続けることで集中して聞けるようになります。
絵本の中でも数学的な感覚を学べますよ。
形を学べる絵本がたくさんあります。
子供が最初に認識するのは、円、三角形、正方形です。
その後に長方形や台形、ひし形など認識していきます。
「丸、三角、四角」と書かれている絵本を読むときには、同時にブロック、積木などを用意して実際に触れさせると形を学ばすことができますよ。
形に興味を持ちだしたら日常生活にあるものとつなげていくといいですよ。
例えば子供に「三角の物何かな?」と聞いてあげると「サンドウィッチ」「クリスマスツリー」等や長方形なら「机」「テレビ」、円なら「太陽、満月」と答えてくれます。
「組み合わせることで、いろんな形に出来ると楽しいんだ」と思うようになります。
読み聞かせのQ&A
Q:お腹の中の赤ちゃんに読み聞かせは、まだ早い?
A:ぜひお腹の赤ちゃんにママの肉声で読んであげて下さい。
聴覚は妊娠7か月頃と早く発達します。まだ目の前にいないので、何を声掛けすればいいのかわからない人は絵本を読んであげて下さい。
Q:絵本を嚙んだり、破いたりします。まだ絵本の読み聞かせは早いですか?
A:破いたり嚙んだりしても「ダメ‼」と禁止をしないで「本は大事にしましょうね」と声掛けをしてあげましょう。破けない硬い紙の絵本がいいですね。
Q:文字のない絵本はどのように読めばいいの?
A:字のない絵本でも黙ってページをめくり絵を見るだけでも価値があります。親子で色々と話をしながら楽しんで下さい。
Q:絵本の中の歌うような場面がある場合どうすればいいですか?
A:子供と楽しむなら歌ってあげて下さい。読み方にこだわらず親子で楽しむ事をオススメします。
Q:図鑑の読み聞かせは?
A:文字量が多く物語ではないですよね。図鑑は子供の知的好奇心を刺激するので出来るだけ文章を飛ばさず書いてあることを読んであげて下さい。例えば動物図鑑を見て動物園に行くこともいいですね。図鑑で見たのと目の前にいるのと同じなら子供も感動しますよ。
Q:小学生からでも絵本の読み聞かせは効果ありますか?
A:子供が自分で読むのではなく小学6年生まで読み聞かせの時間を作って下さい。ジャンルや年齢にこだわらず様々な絵本を読んであげて下さいね。
Q:何歳から読ませればいいの?
A:小学に入学までは、読み聞かせが80%、自分で読むのが20%ぐらいがいいそうですが、字を覚えると自分で読むようになりますので、今はパパママの読み聞かせで想像力や親子のスキンシップを沢山味合わせてあげて下さいね。
まとめ
絵本の読み聞かせを習慣づけましょう。
読み聞かせのおススメの時間は、ごはん前、寝る前ならパパやママにもできますよね。
1日3冊、1日5冊と決めて読み聞かせをしてあげましょう。
こちらの記事も参考にしてみてね。
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